アラサー女子が世界一周を決意してから出発まで【2】
こんにちは。のっちです。
先日大事なカメラを結露させちゃいました。世界一周前に新しいものを買うべきか。否か。
さて世界一周出発まであと約80日くらいまで迫ってきました。とはいえ前回【1】のブログを更新してから、実は驚くほど前進してません(笑)コースも決まってないのに、目的のない節約生活をはじめました(とりあえずお昼は自炊とか)「ちょっと、ほんっとーにそろそろ焦った方が良いんじゃないの?」と、反対派の親からも声をかけられてしまうくらい、腰が重ーくおもーくなっています。
その理由がきっとこれ。
「世界一周いくなんて度胸あるね」と言ってくれる人がいるけど、度胸もないし不安だし怖いし行かなくていいなら行きたくない。でも脳みそが「いこういこう」と毎年騒がしいので足を動かすしかない
— のちやま*世界一周へ (@nochitabi) 2016年3月10日
そう。めっちゃ怖いんです。
世界一周を決意する=決して度胸があるわけじゃない ▽
わたしが世界一周に対して、はじめて動き出したのは、今から10年前でした。
でもそれから27歳になる今の今まで、海外にすらあまり行ったことがありません。
理由は明確。怖いから。そんな状態のわたしが、例え出発80日前になったからって「はいはい。勇気もりもりです!」なんて動けるわけもなく。10年分の重しがびっしりと体を包んでくれちゃってるわけです。
世界一周した人に「どうだった?」と聞けば、言葉が通じなくて入国できなかったとか。虫みたいな料理が出てきたとか。iPhoneをスラれたとか、睡眠薬を飲まされたとか、ひったくりにあったとか。怖い。怖すぎるんですけど。
というかなんでみんなこぞってそういうエピソード持ってくるの(この体験からわたしは帰ってきたら、素敵な話をお土産話として持って帰ってこようと決意しました)
よく「世界一周いきます」と話をすると「度胸あるねー」とか「すっごいね!」と声をかけてくれる人がいるのですが、
それってわたしに限らず、多くは誤解だと思っていて。
世界一周に旅立つ人は、私と同じで不安いっぱいで、人一倍度胸があるわけではないんじゃないかなーと。もちろんわたし以上に「いえーいワクワクするぜ!」ってテンションあげあげで出かける人もいるのだと思うのですが、度胸や不安の量でいえば「世界一周いつかしたいなー」くらいの気持ちの人と、トントンくらいなのではないでしょうか。
だけれど「本当に行く人」と「いつまでも行かない人」で分かれるのはやらなければいずれ、自分が社会の常識に飲み込まれて、行きたかった気持ちすらも忘れてしまう(夢物語にしてしまう)ことと、世界一周がいつでも気軽にできることではないというのを、リアルに感じられているか、いないかの違いなのではないかなぁ。
「お金が貯まったら・・」「英語ができるようになったら・・」は多分一生こない ▽
わたしはよく、世界一周に踏み出さない言い訳に「お金が100万たまったら・・」とか「英語ができるようになったら・・」って使ってたのだけど、断言します。それを行かない理由だと信じ込んでいるのならば、あなたがその「○○したら・・」の山を乗り越えて旅する日は、絶対にこないと(ドドン)
あなたの「いつか」にゴールテープを用意しよう▽
「あの時は行きたいと思ってたけど、今はいいやって思ってる」と、知り合いが吐いていたけれど、何年あがいてもそう思えないのであれば、もう答えは多分出てる。あとはあなたの「いつか」にゴールテープを用意するだけなのではないでしょうか。
「お金が100万貯まる」のはいつ?「英語が喋れるようになる」のはいつ?そして、「世界一周に旅立つ」のためのゴールテープはいつ?
ゴールのないマラソンを完走できないのと一緒で、ゴールテープのない「○○したら・・・」は、例え走り始めても、ゴールが見えないせいでペース配分ができず、途中でへばって嫌になってしまいます。
「えいっ」と勇気を出して旗を立ててしまえば、そこに向かってあとはペース配分をするだけ。知らないうちにそのゴールテープを切っているのだと思います。
1度でも「世界一周にでたいなあ」と思った方がいるならば「世界一周に出る人は特別勇気がある人」だとはおもわずに、一歩踏み出してほしいなあと思う。
「帰ってきてから言えよ!」と言われてしまいそうなセリフですが、多分行って満足しても、後悔しても、わたしは同じセリフを吐く自信があるんです。
そしてできれば私と世界のどこかでガタガタしながら不安いっぱいな顔で旅しましょう。
そんなことを思う、80日前でした。
とりあえず、リュックの用意からしてみようかな…。
ああ。お腹がいたい。
それでは!