韓国の田舎町でオフライン翻訳機「ili(イリー)」を使ってみたら | 旅とアイテム

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私とオフライン翻訳機「ili」さんとの出会いは実はSNS。ネットで誰かが使っているのを見つけて「面白そうだなあ、使ってみたい…!」と呟いた所、iliと繋がりを持っていた「あやにー」さんが拾いあげてくださり、担当者さんと繋げていただくことになりました。


よくイベントなんかで「SNSの発信で大切なのは本当は言わなくても良さそうなことをわざわざ言ってみること」なんて話を聞くことがあるけれど、これぞまさにだなあ。

 

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そんな訳で、早速iliを連れて韓国へお出かけしました。韓国を旅先に選んだ理由は、近くて行ったことがなかったから。
(※ ちなみに今回特に宣伝をお願いされた訳ではなく、現地でよかったら使ってみて!のスタンスでお借りしたので、この記事は勝手に書いてます)

実は、前回ネパールとインドにも連れていったのですが、言語の壁を超えられず威力を発揮できなかったので。今回はリベンジもかねて!


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ili(イリー)はあえての一方通行翻訳でコミュニケーションの余白を残すツール

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「ili知ってるよ!翻訳機でしょう?」な方も多いかなとは思うのですが、実はiliは一方通行の翻訳機なんです。韓国語・英語・中国語の3ヶ国語に対応していますが、こちらの発言のみ翻訳されます。向こうからの言葉は日本語に変換されません。これがすごく面白いところだなー!とわたしは思っていて。

完全な双方翻訳は確かに便利なのですが、そうするとそれにばかり頼ってしまうのも事実。多分、現地の人の言葉に耳を傾けることをサボってしまう気がしています。そこをあえて一方通行にすることで、コミュニケーションが生まれる余白を残しているのです。

 

 

持っているのを忘れるほどにめっちゃ軽い!

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基本右手に握って持ち歩いていたのですが、シンプルな作りとつるっとスベスベした手触りのためか、ずっと持っていても心地よい。し、すっごく軽い。
これ、重さどれくらいなのだろう…?
と思い調べてみたら、卵より軽い42gらしい。
これなら1gの重さ勝負のバックパッカーでも気軽に持っていけますね。

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ちなみにiliを見せても韓国では意外に「それなに?」とは聞かれませんでした。取り出しただけで「なんだそれは!」とネパールやインドでミッキーマウス状態になったことが嘘のよう...。

 

実際に使用しているシーンも動画に撮ってみたので気になる方はどうぞ。

 

 

言語に自信がない。でも現地の人と話したい人にはオススメしたい

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今回訪れたのは松亭(ソンジョン)。韓国・釜山から更にバスを走らせた所にある海沿いの町です。日本人観光客はほぼいないため、ホテルもタクシーもご飯屋さんも、基本韓国語しか通じませんでした(カフェとホテルはかろうじてちょっとした英語は通じた)

一瞬の「どうしよう...」の後にくる「ili使ってみよう」がめちゃくちゃ心強い。
何度も助けてもらったし、相手もこちらが韓国語に翻訳すると、明らかにホッした表情になるのが嬉しかったです。

「完璧に不便なくスムーズな旅」を求めてしまうと、iliは少し不十分かもしれません。
だけれど余白を残して旅をしたい人には本当にオススメ。

次の旅も、ぜひ連れていこうと思っています。


おまけ:韓国の「松亭」はまさに近くて遠い異国

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今回初韓国だったのですが、ずっとみんなに言われていたのが「韓国、日本語けっこう通じちゃうから異国感がないかも」でした。

だけれど実際に足を伸ばしてみた松亭は、街中にある看板もメニューもほぼハングルのみ。日本人も私たち以外ほぼおらず、異国感たっぷりでめちゃくちゃ面白かったです。

 

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海の綺麗さも沖縄なみ。早朝から波をたのしむサーファーたちが沢山いました。

釜山からは少しアクセスが大変ですが(バスで2時間ほど行った海雲台から更に山を越えます!)「日本から少し離れて異国を味わいたい」ひとにとってはこれ以上ない場所でした!

ぜひぜひ、iliをお供に遊びにいったらたのしめるのでは、と思っています。

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それでは、今日も良い旅を!

 

アイキャッチ撮影:Hiroyuki Otaki

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